塾長の松下です。
3年生には公立高校の入試に向けて、毎日必死の勉強を続けています。
受験に絶対はありませんが、少しでも100%に近づけることができるよう、効果的な指導をし、
子どもたちが持っている能力が最大限引き出していきたいと思っています。
前回の続きですが、
私が約300人の子どもを指導してきた中で気づいたことは、成績がよくない子の多くは何に対しても自信を持てていないということです。おそらく、小学生の低学年では評価されてきた、「絵が上手なこと」や「学校で習うこと以外の知識が豊富なこと(たとえば、恐竜の種類や昆虫の名前など)」は、高学年になるにつれて、学校の勉強とは無関係なものとして、評価の対象ではなくなってしまうからです。
心の中では「もっと成績を上げたいな」「勉強できるようになりたいな」と思っていても、自信がないため「もう勉強できなかってもいいねん」「高校なんてどこでもいいわ」と思ってもいないことを言うようになります。
まずは自信を持たせることが大切です。すべての子どもたちには、何か得意なものや優れたものがあります。その部分をしっかりと評価してあげましょう。「僕にもできるものがあるんだ」という気持ちが他の分野においても、きっといい効果をもたらしてくれるはずです。
そして、頑張ったことに対して、その努力をほめてあげましょう。テストの結果ばかりでなく、その過程をもっと見てあげてほしいです。テストは、頑張っても結果がよくないこともあります。そういうときは、本人が一番ショックを受けているのです。そこでさらに、その結果の悪いことを責められてしまったら、気持ちはボロボロになってしまいます。もちろん1回1回のテストの結果は大切ですが、テスト前に一生懸命努力することが、これから何回も受ける試験や、本番の入試には必要となるのです。一生懸命努力したことさえ評価してあげれば、次もまた頑張ってくれるはずです。そうすれば必ず結果はついてきます。そして子どもの頑張りの成果を、できるだけたくさん引き出してあげるのが私の仕事です。
「僕も頑張ったら勉強できるようになった」すべての子どもたちにそう言ってもらえるような指導を目指しています。
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