24時間 ①

塾長の松下です。

 

受験生はもうすぐ私立高校の入試があり、毎日必死で勉強しています。

私も少しでもサポートできるように、各受験校の対策を考え、生徒たちに伝えています。

ほとんどの子どもたちにとっては、初めての受験ですので、もちろん緊張もするでしょうし、不安な気持ちもあり、今が一番しんどい時期でしょうが、ここを乗り越えることで、いろんな面が成長しますので頑張ってもらいたいですね。

 

今日は先日、友人に興味深い話を聞いたので、それについて書きますね。

彼はこれまでいろいろありまして、なかなかの苦労人です。

そんな彼が「24時間って、みんな平等に与えられてるよなあ。まったく不公平な世の中じゃないよな」と言ったんです。「何かに優れているということは、そこに時間を費やしたわけだから、それ以外のことは劣っていて当たり前だよなあ」とも言っていました。

 

よく言われている言葉で、当たり前の言葉かもしれませんが、そのときの私はかなり衝撃を受けました。

自分で置き換えてみると、確かに学生時代は一般的な平均から比べると勉強時間は多かったでしょうし、遊びたいのを我慢して勉強した記憶もあります。その結果、学校で習う勉強というものに関しては、ある程度の結果も出しましたし、それなりの自信もあります。しかし一方で、スポーツは人並み以下しかできませんし、音楽や絵画などの芸術的なものについては、経験したこともないですし、できるかどうかさえわからないです。確かに、これまでに費やした時間を考えれば、この分野はこれくらいしかできないのが当たり前かなと思います。こうして考えてみると、自分自身ではバランスよく生きてきたつもりですが、実はかなり凸凹で、できないものだらけですね(^^;)

 

それでも、それほどコンプレックスを感じることなく生きていけているのは、私の唯一の武器である勉強能力を最大限発揮できる仕事を幸運にもすることができているからでしょう。そういえば、学生時代いろいろなアルバイトをしましたが、ことごとく途中でクビになったり、居心地が悪かったりと、いい思い出がほとんどないのです。それぞれの仕事で求められている能力が、私には備わってなかったら、そういうい結果になったのだと思います。

実は私、大学を卒業してから一度就職しているのです。みんなに驚かれますが、そこをわずか2週間で辞めてしまったのです。それこそ、求められている能力が自分には全くないことに気づき、居心地の悪さはこの世のものとは思えないほどで、ここにいてはストレスでおかしくなってしまうと思い、すぐに退職しました。両親はビックリしたのと同時に、あきれていましたが(-_-;)

私は地獄から解放された喜びでいっぱいでした。

そこからは、次の仕事を探すのに苦労しましたが(この話はまた別の機会に)、こうして今は自分の居場所を見つけることができました。

 

話がそれてきましたので(◎_◎;)、続きは後日書きます。

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