塾長の松下です。
現在堺市で不登校の中学生はどれくらいかご存知でしょうか?
約600人と発表されています。
しかし、ここでいう不登校生とは「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しない、あるいはしたくともできない状況にあるため年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの」としています。極端な例ですと、朝学校に行って、先生にあいさつだけして家に帰るような生徒は不登校には含まれないのです。いわゆる「保健室登校」している生徒も、もちろん不登校には含まれません。ですので、何らかの原因で学校に行くことができなく、または学校に行きにくくなっている中学生の数はおそらく2000人~3000人ほどいるのではないでしょうか。
不登校になるには、さまざまな原因があります。
いじめが一番多い理由だともいわれますが、その他にも成績の悪化・教師への不信・病気や怪我による長期欠席など。あるいは、本人もその理由がはっきりとわかっていなく、「なんとなく学校に行けない」という例も多くあります。
これほど多くの原因があるのですから、すべての不登校生に対して同じ対応するのは間違っていると思います。復学することがすべての不登校生にとって最良の道だとは思いません。
毎日いじめにあい、学校に行くことで身も心もボロボロになり、それでも学校を休めないとなると、この子どもが安らげる場所はどこにあるのでしょうか?
そこまでして復学する価値は今の学校にあるのでしょうか?
続きは次回にします。
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